関東地方のとある町、海鳴市に住む相川真一郎。彼は風芽丘学園の学生として、特別なことのは何もない、穏やかな日々を送っていた。小学校からの幼なじみ鷹城唯子、野々村小鳥、そして友人たちに囲まれ、それなりに有意義、それなりにいい加減な学園生活。特に不満はないけれど、でも、新しいことも、熱中する何かも、目指すべき目標も、何もかもがちょっと曖昧な日常。――そんなとき、後輩の井上ななかがこんな質問をしてきた。…「恋人は作らないんですか?」。ほんの些細なことだけれど、彼には何かが始まる予感があった。恋をしてみようと、本気で思い始めていた…。